大正オトメ御伽話・ネタバレあらすじはココ!【ユヅが最高過ぎる!】

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大正オトメ御伽話って実際面白いの?

今回の記事では、
2021年に公開が予定されているアニメ、
『大正オトメ御伽話』の原作、
漫画『大正処女(おとめ)御伽話』について
まとめました。

 

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目次

大正処女御伽話の読み方は?・・・処女ってなんで?

大正処女御伽話』。

読み方は、「たいしょうおとめおとぎばなし」です。

処女?!

と、タイトルに違和感を持って、
敬遠されている方も多いと思いますが、
はっきり言って、「名作」です。

ちなみに、
「処女」をタイトルに含めた理由は、
1巻の巻末に記載があります。

大正時代の「処女」の定義は、
14歳~25歳までの未婚の女性を差しています。

①赤ちゃんが生める体になっている。
②異性と接した事がない。
③結婚した事がない。
という条件が付いていました。

令和の現在の処女の定義とは
かなり違いますよね。

そして、大正時代は、
「処女礼賛がすごかった」そうです。

そのため、
処女の文字をタイトルに入れる事により、
大正らしさを演出したかったみたいです。

ただ、読者からは、
受け入れ難いタイトルですよね。

私も、読み始めるまで、
卑猥な漫画かと思っていましたし。

しかし、
フタを開けてみれば、
珠彦とユヅの
純愛を描いた素晴らしい作品でした。

 

大正処女御伽話とは?

大正処女御伽話 全5巻 完結
ジャンル ラブコメディ
作者 桐丘さな
出版社 集英社

 

大正オトメ御伽話の登場人物は? 主要キャラクターをまとめました。

志磨 珠彦 (しま たまひこ)
通称 珠彦様・珠彦
17歳
身長 177cm
5人兄弟の次男。

交通事故により、母親を亡くし、
右腕の自由も失う。
父親の命令で、
1人暮らしをするように命令される。

ネガティブな性格で、
落ち込むとすぐに引きこもり、
自分の殻に閉じこもる。

 

立花 夕月(ゆづき)
通称 ユヅ
14歳
身長141cm

珠彦の嫁として、
珠彦の父に一万円で買われた。
(一万円は現在の価値で約5000万円)
珠彦の世話をするように命令される。

「春の嵐」と言われるくらい、
明るくて活発。

 

志磨 珠義(しま たまよし)
珠彦の父親。
「羅刹の一族」と呼ばれる志磨家の当主。
志磨家を一代で富豪にした実業家。

志磨 珠代(しま たまよ)
珠彦の腹違いの姉。
目的のためなら手段を選ばない冷淡な性格。

志磨 珠央(しま たまお)
珠彦の腹違いの弟。

志磨 珠子(しま たまこ)
通称 珠子
12歳
身長165cm

珠彦の妹。
5人兄弟の末っ子。
志磨の血筋をしっかり受け継いで、
屈折した性格だったが、
ユヅの優しさで思いやりを持つように・・・

 

 

綾(りょう)
4人兄弟の長女。
母親はおらず、甲斐性なしの父親のせいで、
生活に困っている。
面倒見が良い姉御肌。

 

 

白鳥 ことり
女学生を中心に人気の歌姫。
ユヅ・珠子も大ファン。
双子の兄(策)がいる。

白鳥 策
白鳥ことりの双子の兄。
珠彦の同級生。

大正処女御伽話のあらすじ紹介!

大正処女御伽話のあらすじを紹介します。
ネタバレ全開なので、注意!

 

1巻 あらすじ ネタバレ

 

舞台は、大正時代。

交通事故により

・母親
・右手の自由
・父親からの期待
を失った志磨 珠彦(珠彦)は、
世の中に絶望し、
廃人のように一人で暮らしています。
(住まいは、千葉県内)

そんな珠彦の元に、
夕月(ユヅ)が現われます。

ユヅは、珠彦の父が、
珠彦の世話をさせるために
買った女性。

珠彦の父親から、
珠彦の嫁になるよう命じられ、
その覚悟を持って
珠彦の前に現れます。

世の中のすべてに嫌気がさし、
ペシミスト(厭世家、悲観論者)として
生きる珠彦は、
ユヅを突き放そうとしますが、

ユヅは、
持ち前の明るさで、誠心誠意、
尽くします。

将来の事を悲観し、
落ち込む珠彦に対しては、
自分の悩みを打ち明け、
和ませてくれたり。

見放されたはずの父親から、
行きたくもない学校に行くように干渉され、
落ち込む珠彦に対しては、
頭をなでて励ましてくれたり。

珠彦が風邪をひき、
吐き気を催した時には、
自分の着物で受け止めてくれたり。

「世間からの体裁が悪いから、
お前は死んだことにする。」
と父親から手紙が届き、

「死にたい」と自暴自棄になった珠彦に対しては、
「そんな事を言ってはいけません!」と、
叱りつけ、
膝枕で癒してくれたり。

それでも落ち込む珠彦に対しては、
山に連れ出し、
樹洞の社(うろのやしろ)の中にある
珍しいお稲荷様を見せてくれたり。

手の不自由な珠彦に、
両手を使って川の水を飲ませてくれたり。

急に訪ねてきた、
意地の悪い珠彦の妹(珠子)に対しても、
嫌味の一つも言わないで、
もてなし、

さらには、
夜中の雷に驚いて
粗相をした珠子を、
責めるどころか慰めて
精一杯のやさしさで包んでしまったり。

と、
1巻の見所は、

ユヅの可愛らしさ、
母親のような包容力を
堪能できるところです。

特に、1巻で人気のシーンは、

ユヅが、悩みの1つを打ち明けてくれるシーンです。

将来の事を悲観し、
落ち込む珠彦に対して、
ユヅは、結んでいる髪をほどき、
クセ毛が悩みである事を告白します。

照れくさそうに上目遣いで
頬を赤らめるところや、

あまりの恥ずかしさに
自分の髪で顔を隠す仕草も

かわいいと言われて感極まり
瞳をうるうるさせるところも

珠彦に褒められ、
悩みだったクセ毛を好きになったと宣言する
素直でポジティブな性格も。

どれも愛らしく、
ユヅの人柄を象徴するシーンだといえます。

また、
両手を使って珠彦に水を飲ませてあげるシーンも、
すごく人気が高いです。

落ち込む珠彦を勇気付けようと、
ユヅは珠彦を山に連れて行きます。

その帰りに、
小川の水を2人で飲もうとしますが、
珠彦は右手が不自由なので、
うまく飲む事ができません。

それに気付いたユヅは、
慈愛に満ちた表情で、
自分の両手を使って水をすくい、
珠彦の口に近づけるのです。

ためらう様子も無く、
困っている珠彦を助けようと、
愛する人に尽くそうとする気持ちが
ぐっと来ますし、

手を舐められて、
「くすぐったい」と
頬を赤らめながら照れるところも

帰り際には、
自ら珠彦の手を握り、
「また一緒に来ましょうね。」と
笑うあどけない表情も、

ユヅの可愛さを象徴するエピソードとして
人気が高いです。

他には、

2人の出会いのシーン
オススメです。

ユヅが珠彦のやさしさに触れ、
お嫁さんになる事を決意するシーンが
すごく良いです。

人からの優しさに対して、
素直に感謝できる所は、
男性から見ても、女性から見ても
ポイント高いですよね。

2巻 あらすじ ネタバレ

9月1日、

月初め、
物売りたちが村に来る日。

珠彦とユヅは
買い出しに出かけます。

小さいころから
両親に見放されていたため、
本が友達だったと、
本屋をみて思い出す珠彦。

実は、
9月1日は、
珠彦の誕生日。

誕生日に
父親から冷たくあしらわれ、
泣きながら本を読んだ事を回想し、
誕生日はいつも一人きりだったと
落ち込む珠彦。

買い物を終えて家に帰ると、
珠彦の誕生日を知らないはずのユヅが
ごちそうを用意してくれたため
珠彦は驚きます。

さらに、ユヅからは、
誕生日プレゼントとして、
桔梗の押し花のしおり」を
プレゼントされます。

生まれて初めて
誕生日を祝って貰えた珠彦は
感激します。

感激するのも束の間、
不審な物音が・・・

珠彦がかけつけると、
謎の女性、綾が
珠彦の部屋に
侵入しています。

「君は誰だ?」
「何をしている?」
と声をかけると、

悪びれる様子も無く、
堂々と立ち去っていき、

気付くと、
珠彦の財布と
ユヅからもらったばかりの
桔梗の押し花のしおり」が
盗まれている事に気付きます。

取り返そうと、
自転車にのり、
後を追いかける珠彦。

綾の自宅に辿りつくと、
父親に殴られている
綾を発見します。

2人のやり取りから、
父親の命令により、
金がありそうな珠彦の家に
侵入していた様子。

珠彦は声をかける事もできず、
家に引き返します。

翌日、もう一度綾の家に行き、
桔梗の押し花」を
返してほしいと懇願します。

が、
なぜか、綾の弟たちの
勉強を教えることに。

その後、
綾の父親が帰宅したため、
逃げるように退散。

翌朝、

珠彦とユヅの元に
綾が現れます。

桔梗の押し花のしおり」をもち、

「君はこの花のようだって、
言ってくれたじゃない!」

と嘘をつき、
ユヅを挑発します。

ショックで言葉を失うユヅ。

珠彦は誤解を解こうとしますが、

「押し花」を取り上げ、
目に涙を浮かべながら
ユヅは「桔梗の押し花」を
粉々に破いてしまいます。

その後、
偶然、電話をかけてきた妹の珠子に
事の顛末を語る珠彦。

女学生の間では、
伝えたい気持ちを
花言葉で代弁するのが
流行だと知り、

桔梗の花言葉は、

「変わらぬ愛」であることを
珠子から教えてもらいます。

破れたしおりを修復する珠彦。

桔梗の花言葉は、
「変わらぬ愛」なのだから、

どんな形になっても
こめられている想いは
絶対に変わらない。
とユヅに伝え、

2人は仲直りします。

12月31日。
誕生日を迎え15歳になったユヅ。

「これでいつでも
珠彦様のお嫁さんになれます。」
と珠彦に伝えます。

珠彦の中で
ユヅへの想いは
日に日に強くなっていましたが、

自分に自信が持てず、
卑屈になり、
「君の重荷になってしまう」
と、
ゆずを拒否してしまいます。

それでも、
珠彦への想いを、
精いっぱい伝えるユヅ。

嬉しさのあまり、
珠彦は
思わずユヅに
キスをしてしまいます。

嬉しさと驚きと、
恥ずかしさが交じり、

顔を赤らめ、
興奮が抑えられない2人。

夏が来る頃、

女学校時代のユヅの親友、
美鳥さんから、
「赤ちゃんができたから結婚する」
と、ユヅに手紙が届きます。

そして、
旦那さんの故郷の九州へ行くため、
二度と会えなくなるかもしれないから
最後に2人で会いたい
とユヅを誘います。

珠彦の許可をもらい、
東京に行くユヅ。

珠彦は、村はずれの神社で
安産祈願のお守り」を買って
ユヅに渡します。

東京でお互いの
近況を語り合う
ユヅと美鳥さん。

安産祈願のお守り」を
ユヅが美鳥さんに手渡し、
翌日まで話の尽きない2人。

この翌日、
なんと、
関東大震災が・・・

ここで、
2巻は終わりです。

見所は、

珠彦が、
生まれて始めて
誕生日を祝ってもらうシーン
です。

「珠彦様は読書が好きだから、
帰郷の花がお似合いです。」
と、誕生日プレゼントの
『桔梗の押し花』をくれるユヅ。

孤独だった珠彦の心が癒され、
こちらの心も温かくなる名シーンです。

また、

ユヅが珠彦に対し、
嫉妬の気持ちをぶつけるシーン
最高に可愛いです。

「押し花を無くしたのなら、
すぐに教えて欲しかった。」

「一番許せないのは、
あんなきれいな人と
仲良くなったことです。」

「私と云うものがありながら
困った人です」

と、涙を堪えながら、
上目遣いで、
珠彦の手を抱きかかえるユヅが、
可愛すぎです。

3巻 あらすじ ネタバレ

ユヅが東京にいる美鳥さんに会いに行っている間、
ユヅは珠彦の家事を
綾に頼んでいました。

9月1日、関東大震災が発生。

千葉にいる珠彦は、
綾と綾の弟たちと、
巨大な地震を経験する事になりました。

立っている事さえ困難で、
たくさんの家屋が崩壊しましたが、
珠彦の家は
少ない被害で済みました。

地震が落ち着き、
東京にいるユヅの事が心配ですが、
連絡する術はありません。

ユヅに何かあったんじゃないか・・・

「東京に行っておいで」と
送り出した自分に責任を感じ、
悪い予感ばかりが頭の中を駆け巡り、
また塞ぎこむ珠彦。

ふと、気付くと、
ユヅからの誕生日プレゼント
「桔梗色のマフラーと手袋」、
そして手紙が置いてある事に気付きます。

手紙を読み終え、
ユヅからの愛、
ユヅへの愛を再確認した珠彦は、
ユヅを迎えに行く事を決心。

東京の奉公先に行った弟が心配な綾と一緒に、
珠彦は、東京を目指します。

汽車は動いておらず、
歩いて東京についた珠彦と綾。

駅の周辺で、
医者である叔父の珠介の
救護活動に付き添っていた珠子と
偶然出会います。

何も手がかりが無く、
途方に暮れる珠彦でしたが、

ユヅの友達の美鳥さんが身重のため、
産院が開設されている上野に
手がかりを探しに行きます。

その道中、
たくさんの焼死体を見て、
不安が募ります。

そして、
橋の上でお祈りをする女性を発見し、
身投げだと思い込み、
珠子と珠彦は止めに入ります。

珠彦がユヅに渡した
安産祈願のお守り」を持っている事に気付き、
その女性は、
美鳥さんである事が判明。

美鳥さんの案内で、
ユヅのところへ行くと、
ユヅは怪我をして、
気を失っていました。

珠彦は、動かない右手をユヅに縛りつけ、
ユヅを抱きかかえ、
叔父の救護所をひたすら目指します。

無事に救護所につきましたが、
ユヅは意識を戻しません。

珠彦との思い出を回想するユヅ。

珠彦様は、
いつでも真面目で誠実で
その不器用な優しさをずっと私に与えてくれた

私はそんな珠彦様の事が・・・

こんな事なら自分の想いを伝えれば良かった

一目お目にかかりたかった・・・

ようやく眠りから覚め、
珠彦の存在に気づいたユヅ。

「大好きです 珠彦様」

公衆の面前で叫ぶユヅ。

照れながら困惑する珠彦。

ユヅが眠りから覚めた直後、
なんと、
珠彦の父が、珠彦の姉(珠代)と共に
救護所に現れます。

長男の珠樹が被災して重傷を負ったから、
治療をして欲しいと、
珠彦の叔父である珠介に命令します。

さらに、
「死人でいる様に申し付けたはずだ!」
と、珠彦を一喝しますが、
珠介叔父さんが
珠彦の事をかばってくれます。

珠介叔父さんから
医者の紹介状を手渡された父は、
珠代と共に去ります。

珠彦の看病により、
日に日に元気になるユヅ。

その後、

怪我をしたユヅの元に、
美鳥さんと夫がお礼を言いに来ます。

ユヅの怪我は、
落ちてくるガレキから
美鳥さんを守った時についた事を
聞かされます。

友情を分かち合い、
九州に行く美鳥さんとの
別れを惜しむユヅ。

ユヅの怪我は回復し、
しばらくの間、
珠彦とユヅは
珠介叔父さんの手伝いをします。

珠彦は託児所の子供達に
勉強を教える事に。

そして、ようやく、
千葉の自宅に帰る時が来ます。

帰りの汽車の中、
2人はお互いの気持ちを確かめ合います。

「人はどんなに
絶望に叩きつけられても
誰かが支えてくれたら
また立ち上がる事が出来るんだね。

僕もいつか、
人のために活きられるような
そんな人間になりたい。」

と宣言する珠彦。

最終話では、
何かを画策する父の姿が・・・

3巻で、人気のシーンは、こちら!

珠彦が、ユヅからの
誕生日プレゼントと
手紙を受け取るシーンです。

その手紙の内容が、
ユヅの可愛さに溢れています。

寒がりな珠彦に
桔梗色のマフラーと
手袋を編んだ事が書かれています。

なんと、ユヅも
お揃いのマフラーと手袋を
編んでいた事が分かります。

「寒くなったらこの装いで、
自転車に乗って
一緒にお出かけできたら
この上ありません。」

と、照れるユヅが最高です。

また、
怪我をして
深い眠りについてしまった
ユヅの
回想シーン

も見逃せません。

「島崎藤村の初恋」を読みながら、
珠彦への想いを整理するユヅ。

珠彦への一途な恋心を
伝えようとしますが、
恥ずかしさのあまり口に出せない
ユヅの葛藤の様子が、
見事に描かれている名シーンです。

4巻 あらすじ ネタバレ

珠彦とユヅに付き添う形で、
珠子も千葉に行く事に。

ユヅの家事を手伝う珠子。

しばらくすると、
綾も東京から帰宅し、

綾の家が地震で壊れたため、
珠子・綾・綾の弟たちと共に
珠彦の家で過ごすことに。

2週間遅れですが、
珠彦の19歳の誕生日を
みんなでお祝いします。

誕生会が盛り上がる中、
みんがが気を利かせ、
ユヅと珠彦は2人きりに。

「僕はまだ君と結婚はできない。」

「学校に行きたいんだ。」

「己を活かせる職業について
僕の手で
君を食わせていけるように
なりたいから

もう少し待ってほしい。」

と切り出す珠彦。

その想いを知り、
ユヅは喜びます。

その後、
珠彦の父の側近がやってきて、

「珠彦の受ける学校を手配した。
2週間後に学校の特別試験を行うので、
合格するように」
と、父からの伝言を伝えます。

受験までの間、
女学生を中心に人気の歌姫、
「白鳥ことり」が
路上ライブをしに、
千葉駅にやってきます。

珠子、ユヅ、珠彦は
見学に行き、
ことりちゃんの歌声に
感動します。

もし試験に失敗したら・・・
不安になりながら
勉強に励む珠彦。

その後、
試験を終え、
結果を待つことに。

千葉を離れ、
神戸の珠介おじさんの
元に帰る珠子が汽車に乗った直後、

合格祝いを受け取った珠彦が叫びます。
「受かったぞーー」。

晴れて、珠彦は
高校生活を送る事に。

高校に通う珠彦ですが、
なんと、
白鳥ことりちゃんの双子の兄、
白鳥策くんも
同時期に転入することになります。

教室では、
志磨家の悪評が
クラスの噂になっていました。

体育の時間、
右手が不自由な珠彦は、
着替えが遅くなり、
授業に遅刻します。

連帯責任で、
クラスメートも
罰を受けることに。

悪態を突かれ、孤立し、
泣きながら、
ユヅが作ったお弁当を食べる珠彦。

そんな珠彦に、
白鳥策くんが
声をかけてくれます。

美術の時間になり、
お互いに似顔絵を
描くことになりますが、
2人とも、上手いとは言えない
残念な出来栄えになってしまい、

美術の教師に叱られ、
お互いの似顔絵を
真面目に書いてくるよう
宿題を出されます。

珠彦は、
策くんを自宅に招待します。

学校の事を聞くユヅに対し、
「学校の生活は楽しく、
すべてが上手く行った」と
ウソをつく珠彦。

心配していたユヅは、
安心して涙を浮かべます。

2人のやり取りを聞いていた
策くんは、
「ウソで笑顔にするのは
違うやろ」と、
珠彦に伝えます。

そして、
「これから本当のことに
していったら良い。」
と、珠彦にアドバイスします。

その日は、
策くんも一緒に
ユヅが作った夕飯を食べる事に。

「良い友達持ったわ。
これからも仲良くしてや。」
と笑う白鳥くん。

初めて友人ができて、
感極まる珠彦。

その後、

珠彦とユヅのもとに、
策くんと、
妹のことりちゃんが
やってきます。

「恋の歌」を歌いたいが
恋をしたことないので、
2人に、
「恋愛とは何か?を教えて欲しい。」
と、ことりちゃんは、懇願します。

音楽が大好きな
「ことりちゃん」は、

「もっともっと
音楽の事を知りたい。」

「どんな時も四六時中、
音楽の事を考えている。」

「音楽の話をしている時が
一番楽しい」

と音楽に対する情熱を語ります。

ユヅは、ことりちゃんに、
「音楽も恋も同じです。」

「愛情を向ける相手が
音楽か恋人かの違いだけです」と
教えてあげます。

そして、話は、
ことりちゃんと兄の策くんの話に。

ことりちゃんよりも、
兄の策くんの方が
先に音楽にハマっていましたが、

病気を機に、
音楽をやめてしまった事を
ことりちゃんは
残念に思っていました。

策くんの相談にのる珠彦。

「事故で右手が不自由になり、
塞ぎこんでいたが、
ユヅがきてから頑張ってみた。」

「そうして、
かけがえのないものを
手に入れてきた。」
と策くんの背中を押します。

ひさしぶりに、
ギターを弾きながら、
ことりちゃんに向けて
必死に歌を歌う策くん。

また「ことりちゃん」と
歌を歌いたいと伝える策くん。

喜ぶ、ことりちゃん。

その後、
震災で怪我をしていた
兄、珠樹の訃報が届く。

葬式に参列する珠彦。

弟の珠央から、
母親が死んだときの
非礼を詫びられる。

さらに、
父からも声をかけられ、
「お前はもう死人ではない。
酷い事をいってすまなかった」
と詫びられます。

その後、
大晦日を迎えます。

ユヅの誕生日を祝う珠彦。

誕生日プレゼントとして、
「スズランのコンパクト」と、
手紙を手渡します。

「僕の妻として
幸せにさせてください。」
とプロポーズする珠彦。

良い雰囲気になりかけましたが、
邪魔が入り、
その日は眠りにつきます。

翌日、
珠彦が起きると、
ユヅからの別れの手紙が・・・

4巻の見所は、

珠彦が高校での出来事を伝えるシーンです。

ユヅを心配させまいと、
珠彦は嘘をついてしまいますが、
それを聞いたユヅは、
表情を隠しながらも、
安心して涙を浮かべます。

珠彦の事を想うユヅの
母性が伝わる名シーンで、
グッときます。

その後、
「明日からまた
お弁当作り頑張ります!」

「よろしく頼む」

と敬礼をしながら
2人で掛け合いをするシーンも、
ほっこりして最高です。

そして、

白鳥ことりちゃんに、
ユヅが「恋愛とは何か」を
教えてあげるシーン

かなりオススメです。

5巻(最終回) あらすじ ネタバレ

ユヅがいなくなり、
落ち込む珠彦。

そこへ、
綾が、ユヅを訪ねてやってきます。

ユヅが家出した事を伝えると、
何かを思い出す綾。

珠樹の葬式の日、
ユヅの元に
珠彦の姉、
珠代が来ます。

「あなたの役目は
これでおしまい。」

「三年間お疲れ様」と
ユヅに伝える珠代。

ユヅは食い下がりますが、

珠代は、
ユヅの母親が
妊娠中である事を調べ上げ、
「子供を失うことになるよ!」
と脅します。

話を聞いた珠彦は、
すぐに志磨の実家に向かい、
珠代のもとへ。

ユヅを返せと詰め寄りますが、
珠代からは
「貴方にはもっとふさわしい
お嬢様と縁組してもらうから。」
と言われ、

亡くなった兄の珠樹に代わり、
次期当主になるよう命じられる事に。

さらに、
「あの子との御伽話から目覚めなさい」と
冷たい視線を浴びせられます。

珠彦は、
自宅の屋敷をくまなく探し、
ようやくユヅを発見しましたが、
ユヅは珠彦を避けようとします。

珠彦から身を引かないと
母親とお腹の赤ちゃんに
危害が及ぶ事を珠彦に伝えます。

「他人が幸せなら自分も幸せ。」
「そんなわけないだろう?」

「一緒に行こう」
と説得する珠彦。

「あの時、
ひどい別れ方をすれば、
珠彦様は私の事を
忘れられないと思ったから」

「私は自分勝手なひどい女だから
行けません。」
と答え、珠彦を拒絶するユヅ。

2人のやりとりを
一部始終聞いていた珠央は、
事故で母親をなくしたため、
珠彦に恨みを持っている様子。

珠彦は珠央にナイフを渡し、
「昔、お前が死ねば
よかったっていったよな?
じゃあ殺せよ」と迫ります。

2人を止めに入るユヅ。
「珠彦様と幸せになりたい」と
号泣します。

その後、珠彦は
父親に対し、
志磨家を捨てると宣言。

「金がないとは地獄なんだ。」
「しなくていい苦労をするな。」
と、説得する父。

それに対し、珠彦は、
幸せとは何かを説きます。

諦めた父は、
「何処へでも好きなところへ行くがいい」

ただし、
「彼女は元々私が一万円で買ったんだ」
「ユヅを置いて行け」と主張します。

借用書を書き、
父親に1万円の借金をする珠彦。

珠彦の実家を後にし、
2人は、
ユヅの実家の岩手に向かう事に。

珠彦は、ユヅの両親に対し、
志磨家を捨てた事を伝え、
ユヅの姓を名乗らせてほしいと告げて
堂々と結婚の宣言をします。

「立花珠彦」として
ユヅを幸せにすると誓う珠彦。

その後、2人は、
神戸の珠介叔父さんの近くで
暮らす事に。

一年後、
珠彦は小学校の教師として、
ユヅはカフェで働きながら、
借金を返済していました。

神戸に来て二度目の春を迎えた頃、
珠子から花見に誘われ、
珠介おじさんの自宅に寄るように
指示される珠彦とユヅ。

なぜか
和装に着替えさせられる2人。

岩手にいるユヅの両親も参加し、
「サプライズ結婚式」が執り行われます。

結婚式が終わり、
夜桜を見ながら語り合う2人。

終わり

『大正処女(おとめ)御伽話』は、
5巻で完結です。

最終巻でオススメのシーンは、

やっぱり、
2人が結ばれるシーンです。

ようやく2人が結ばれて、
大団円で終わり、
温かい気持ちになれました。

 

 

大正処女御伽話の評価・感想は? 実際面白いの?

大正処女御伽話は、
twitterでも、よく話題に挙げられています。

 

おすすめに出てきたはいいものの、
タイトルで躊躇して読んでいなかった大正処女御伽話、いいな。

大正処女御伽話は、かなりおすすめ。
アニメ化もかなり期待してます。

大正処女御伽話読んでたら、
いつの間にか、

ユヅの魅力に惹かれすぎてる自分がいた。
理想の女性=ユヅになってしまっている。
ヤバい。

珠子が一番好き。
ツンデレ具合が・・・

ユヅと珠彦には、
うまく行ってほしいけど、
珠彦に嫉妬してしまう。

 
 
ツイッターでも、高評価のツイートが多いです。
アニメ化が発表された時は、
歓喜の声がかなり多かったです。


まとめ

何度も読み返していますが、
ユヅが最高すぎて、
また最初から読みたくなっちゃいます。
結末が良いのも、リピートの理由です。

 

是非、原作を手に取ってみてくださいね。
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